前の記事でハルの組み立てまで出来ました。

この後の流れは大まかに、〜デッキ板〜コーミング取り付け〜フットブレース取り付け〜塗装〜完成!
となりますが、実は今現在デッキ板を貼って、コーミングを製作したところで長期休養となっております。 しばらくは、製作を再開する予定もありません。しかしながら、Severnを作ってみようという奇特な方のための少しでもお役に立てれば幸いです。

【デッキ貼り付け】

スカーフ接続した長いベニア合板を前後2枚に分けて取り付けます。
まずは接着をする前に試しにppバンドを使ってシアー材に密着するよう締め上げていきます。この時シアー材が 干渉するようなら削って調整します。
一旦ppバンドを解放して、シアー材、ビームにエポキシを塗布し、再びppバンドにて締め上げて完全に接着します。その後もう半分のデッキ材を取り付け済みのデッキのラインに合わせて接着して裏面から当て板を面が揃うようにします。
ppバンドで縛ったカヤック

 ここで、またもや大失敗!

足元のバルクヘッドとデッキ材との間に大きな隙間が出来てしまいました。シアー材との僅かな隙間はエポキシパテで補修できますが、足元の奥にあるバルクヘッドは狭すぎて作業出来ません。泣く泣く見なかったことにします(^^;
 ベニアで作ったデッキビーム


【コーミング製作】

今回コーミングはsevernの設計通りだと作りにくそうだったのと見た目から、新版カヤック工房にも掲載されているチェサピーク16のデザインを採用して見ました。コーミングは全て曲線になるのでベニア板からの切り出しには、回し挽きノコが便利です。
ベニア板のコーミング

こうして切り出した材料をデッキに積層して取り付けます。
完成したベニアカヤック


冒頭ご案内した通り、ここで作業を長期中断しております。

やめてしまった理由のひとつは、よくよく考えてみると、

「カヤックを運ぶ手段がない!」

と言う、何ともお粗末な理由であります。我が家には、奥方の全長約4mのヴィッツしかありませんので法令上積載可能な全長は4.4mまでなのであります。皆さん、カヤック製作は運搬手段をよう考えてから始めましょう(^^;

最後に、

カヤック製作の一連の記事は、当時を思い出しながら数々の失敗も含めてご紹介しました。また、少しずつ記事にしていったので、各回の書式が統一できてなくて読みにくかったかもしれません。

severnという艇の製作は難易度が高いものの、少ない板で構成される船体は美しい曲線を描く大変魅了的な艇ですので、是非チャレンジしてみて下さい。

長いシリーズになってしまいましたが、あなたの船出がより良いものになるようお祈りしております。

(記事中でご不明な点はコメントを頂ければ、わかる範囲でお答えします。)